← トップページへ戻る

古典の日フォーラム 美しき愛知

古典の日フォーラム 美しき愛知

能と面、鏡の間とは、何か。武士が見た面の内なるもの。

―5分間、舞台に立ち上がる―

武士の時代。能が今の形になった。武士は多様でなくては生きられなかった。

平安時代、源頼政は、武人でありながら和歌を詠み、宮廷文化の中で生きた人物。今川義元も、京都の公家や文化人と交流し、和歌や連歌を育んだ戦国武将。

武と文化。異なるように見える二つの世界は、当時の人々の中でこそ交わった。対極したのではない、淡くにじみながら新たな文化の灯りが生き出した。

今回のフォーラムでは、豊橋・魚町に伝わる能面を入口に、文化を受け継ぐ人間の姿を考えます。

客席からは見えない「鏡の間」を、舞台に

能楽堂の橋掛りの先、お幕の向こうには、能役者と面が向き合う「鏡の間」があります。

深く深淵な、客席からは見えない世界です。

この時間が能なのです。

今回、その鏡の間を舞台上に立ち上げます。

観客は、息を殺し薄明かりに浮かぶ面と向き合う能役者を見つめてください。

言葉は存在を消し、ともすれば面が語るようにさえ感じるはずです。

見えない世界を想像することで、何が見えてくるのでしょうか。

長い年月を経て伝わってきた能面の内なるものが、能役者の身体を通して立ち現れるような、その瞬間をぜひ感じてください。

続く鼎談「幽玄、強さと郷愁」、高木和子先生による「古典和歌の世界 頼政と二条院讃岐」、そして舞囃子「頼政」。

歴史を知るだけでは終わらない、古典の面白さに出会う一日です。

第4回 古典の日フォーラム 美しき愛知

日時:2026年10月31日(土)13時開演

会場:名古屋能楽堂